お釈迦さまはお一人なのに、その教えが後にたくさんの
宗派にひろがり、仏教徒同士が正統な争いをしているのは
なぜでしょう?

お釈迦さまは、相手の心の状態に応じて法を説かれました
これを" 対機説法( たいきせっぽう )"といいます
ですからお釈迦さまの" おさとり "は一つでも
それぞれ伝えられた言葉( 経 )が多岐にわたるのも当然です

問題は、そのお言葉の中から、もっとも自分の状態( 機 )に
あった言葉をいただき、どう伝えてきたか
ということです

宗祖が多くの" 経 "のなかから" 浄土三部経 "を正しい仏法の
依りどころとし、なかでも" 大無量寿経 "を真実の教えとして
仰がれたのは、そのお言葉を中心に仏法の真髄をつたえて
こられた" 七高僧 "のおすすめによるものでした

真宗の" お聖教( おしょうぎょう ) "は浄土三部経をはじめ
七高僧や宗祖のご著作、宗祖後、真宗をひろめた方々の
法語まで含みます

すべて、お釈迦さまのお言葉を大切に語り伝えてきた
" おあじわい "の世界です

日常用の" おつとめの本 "には、これらの広範囲な" お聖教 "の
中から、普段おつとめに用いられる" 聖句 "を集めたものです